地下鉄のザジ

地下鉄のザジ

 レーモン・クノーによる小説。主人公の少女ザジはパリの地下鉄に行くのを楽しみにしていたが、ストライキによって封鎖されていた。そこから物語ははじまり、ザジを中心に様々なファルス的出来事が起きるのを描いたのがこの小説である。

 全編、会話中心による文体で、実験的な部分が多いが(実際、クノーは前衛作家として認識されているが)、会話による平易な言葉遣いでありながら平板な展開に陥らず、非常に高度な物語に仕上がっていることから、広く読まれている。

 原本である"Zazie dans le métro"はもともとガリマール社から一般向けの単行本として刊行されたが、現在は同社の児童書部門から出版されている。

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